昨日の内容の通り、
今回のSiC-SでSiCリングの変更は3回目。
一度目は、初代SiC、
富士の中では、L型と呼ばれているリング。
80-90年代の、NSG、SVSG、LVSGといったガイドに使われていたもの。
その後、SiCが組成や焼成の進化によって強くなってくる中で、
もっと薄くすることができるとわかったが、
簡単には、薄くチェンジはできない。
リング割れの問題はクリアできても、
リングが薄くなって接着面が減ることによって、
リング抜けという問題とが出てくる。
そこで、リングを薄くする前に、フレームの改良からスタートした。
この深絞りフレームによって、
薄い素材で薄いリングにも対応したフレームへ変えていった。
LNSG、LSG、MNSG、LCSG、Kガイド、などがこのタイプ、
これらのフレームの完成によって、J型と呼ばれる薄いリングが作られました。
そして、トルザイトリングの発売!
トルザイトは、単純に薄くというだけでなく、
リングへのラインの接触の考え方も変えたものです。

今までのSiCリング(過去の富士ガイドすべて)は、
ラインに対し点で接地させていたことに対し、
線で接地させることによって、ラインへの力のかかり方を分散させ、
ラインへの負担を減らすというものです。
この考え方を、より広めるために、
今回、SiC-S型というリングに変更したということかと思います。
リングも軽くて、薄くてカッコイイ、
リング自体の性能もアップ、ということです。
とにかく、ガイド専門メーカーである富士は、
常にガイドの進化を考えています。
個人的な意見として、
トルザイトガイドのインプレッションとして、
ラインを変形させたり、
ノイズ音が大きいということが出てきております。
これは、先の線で接地していることが大きいと思います。
ラインの太さ、材質によって
必ずしもトルザイト方式(SiC-Jではなく、SiC-S)がいいとは
いえないこともあると感じています。


